【ハムスターの冬眠】仮死から蘇生までの道のり
ハムスターを飼ったことはありますか?
ジャンガリアンだ、キンクマだといろいろな種類がありますけれど、小さくて愛らしいネズミ、それがハムスター。
小さい頃から何かしら動物を飼っていたんですが、愛犬の死を境にぱったりと動物を飼うことを止めてしまいました。失った時の悲しみが大きすぎて「もう無理だなぁ」と思ってしまったんですね。
しかし動物関係の学校を卒業した身、このまま動物と離れていたら学校で学んだことが全部無駄になるのではーと思い直し、思いきって飼い始めたのがハムスターでした。
あんまり小さすぎるとうっかり潰してしまいそうなので、少し大きめのキンクマをチョイス。
初代ハムスターのスチュワートくんです。
ハムスターは夜な夜な回し車で回り続けているイメージがあるんですが、スチュワートはまったく回りませんでした。体が大きいせいでしょうか?
しかし脱走は大好きだったので、いつもケージをよじ登っては、器用に留め具をはずし、夜中に部屋中を徘徊していましたね。
軽くいってますが、脱走したハムスターを探すのは本当に大変です。
隙間という隙間を探しまわり、どうしても見つからない時はひたすら耳を澄ませます。カサカサと音がしたらその辺りを血眼になって探す。そしてようやく埃だらけのキンクマを捕獲できるわけです。
そんな手ごわいハムスターのスチュワートくんでしたが、実は何度も冬眠をしました。
ハムスターの飼育は室温に注意しなければならず、極端に寒いと冬眠してしまうんですね。
私の住んでいる地域は雪国なので、とくに冬場はとても冷えます。といっても部屋を1日中暖めている余裕もなく、ケージに毛布をかけてあげることで寒さを凌いでいたんですが…スチュワートくんは何が気に入らないのか毛布をケージに引き込んで、ズタボロにしてしまいました。
食いちぎられた毛布の破片が、スチュワートくんお手製の巣に混ざっていたので、本人にしたら「良い寝床の素材が手に入った」と思っていたのかもしれません。
まぁそのように寒さ対策は出来る限り行っていたつもりだったのですが、やっぱり不十分だったようです。
ある日、スチュワートくんを覗いたら丸くなってぴくりとも動きませんでした。
体は固く、ひんやりとしています。
「スチュワァアトォオ!」
一瞬死んでしまったのかなと思いましたが、よく観察したら呼吸をしていたので、すぐに「冬眠だ!」と気づけました。
ハムスターが冬眠した時は、第一に体を温めることが重要です。
カイロをおいて、ストーブの前でじっと待ちます。
しばらくすると少しずつですが、足が動くようになります。
無理に動かそうとはせず、本人の力に任せること数十分…。
目を覚ましてくれました。
この後、ぬるま湯で溶かした砂糖水をあげると良いと聞いたので、スポイトを使って飲ませました。
初めて冬眠をしてしまった時はかなり焦りましたが、意識を戻してくれて一安心。
この冬眠は健康な体であれば回復できますが、何回も繰り返すと寿命が縮んだり、健康状態が悪化することもあるそうです。
寒冷地でハムスターを飼育されている方は、飼育環境の温度に注意してください。室内は18~21℃に保ち、冬眠しないよう目を光らせていましょう。
万が一冬眠してしまっても、「死んでしまった!」と勘違いせずに、落ち着いて対処しましょう。
途中からどこかのキュレーションサイトのような文章になってしまった。