【ゲーム史】ハサミ男とゾンビたち

今週のお題「ゲームの思い出」

はじめてお題でブログを書きます。
10代のバイト代をほとんどゲームソフトにつぎ込んでいたゲーマー時代を振り返れば、避けては通れぬこのお題。

私のゲームデビューは、ゲーマーなら誰もが出会うだろう小粋なブラザーズ。

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スーパーマリオブラザーズが発売されたのは1985年なんですってね。同い年ってこともあって何となく親近感を覚えているこの兄弟ですが…。

幼い頃、兄貴が親に内緒でファミコンを入手してきたのがはじまりでございます。
親にばれてどちゃくそに怒られている兄貴の姿をドアの隙間からこっそりのぞいていたことも覚えております。

ゲームは1日3時間まで!とかいう家庭のルールが設けられても、深夜にこっそり兄妹で集まって、音量をしぼりにしぼりながら暗闇の中でテレビをチカチカさせていた当時。

その時遊んでいたソフトはマリオブラザーズ3だったので、マリオがたぬきになったりカエルになったりと、それはもう楽しく横スクロールを味わっておりました。

スーファミを手に入れたのはクリスマスだったでしょうか。

スーファミのソフトって普通に1万越えでしたよね。今思うとべらぼうに高い代物でしたよね。こりゃー親もヒーヒー言うわ。

いつまでも親に甘えちゃいられないって、兄妹たちで金を出して買おうと決めたのがプレイステーション

プレステでプレイした初ソフトは「クロックタワー2」

ここから私のホラーゲームへの追究がスタートするのです。

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ホラーゲームは大の好物でございました。
小学生の頃、1冊500円以上もする怖いマンガ本を買ってほしいと親にねだって不気味がられていた子供だったため、ホラーへの興味は人一倍旺盛。

プレステでプレイした「クロックタワー2」
初見は兄貴が友達から借りてきたクロックタワースーファミソフト)でしたが、非力で幼気な少女をどでかいハサミを持った男がひたすら追いかけ回すという狂気さは衝撃でございました。

主人公のジェニファー(たしか15歳くらいだったと思う)はもちろんハサミ男とやり合う力など持っていないので、出くわしたらとにかく逃げる。ひたすら逃げる。ある時はクローゼットに隠れ、ある時はトイレに逃げ込む。段ボールに隠れようものならあっけなく見つかってハサミで容赦なく突き刺される。たまに逃げ場がない時は、ハサミ男にタックルして回避するファイトを見せることもありますが、なにせ体力がないし、すぐにパニくる。

それはそうなりますよ。ようわからんハサミ男がジャキンジャキン言わせながら追ってきたら、誰だって発狂しますよ。

だけどこの恐怖が良かった。いつどこからやってくるのかわからないハサミ男にヒヤヒヤしながら攻略していくのがたまらなく楽しかった。

それでもひたすら逃げるか隠れるかしかないプレイにもどかしさを感じることもあります。

そんなストレスを解消してくれるホラーゲームの金字塔。

BIOHAZARD

お相手は気色悪いゾンビたちですが、戦えるのがイイ!

バイオハザードですとナンバリングでは0~4、コードベロニカをクリアしました。5もやりましたが、もうあれは私の知るバイオハザードではなかった。既に4からいろいろ進化していましたけど、レオンがかっこよかったので新鮮だった。(でも5はだめだ。あれはただのシューティングゲームだ。何せめまぐるしい。ゾンビとやりあっている最中でも平気でベラベラ会話をするから字幕を追えずに置いてけぼりだよ)

愚痴はさておき、バイオハザードの醍醐味は「ゾンビ倒し」と「謎解き」だったかと思います。
薄暗ーい洋館をうろうろとさまよい、開く扉を片っ端から開けていき、ガラス窓から飛び出してくる無数の手やゾンビ犬に驚き、打っても立ち上がるゾンビに「しぶといなお前!」とか言いながら脳天を狙い、弾がなくなればナイフで無謀に応戦、ロケットランチャーを手にした時の無敵感はハンパないって。

楽しかったですねえ。初めの頃のバイオハザードは。
いろいろなゾンビが出てきましたけど、リアルで絶対に出会いたくないと思うゾンビがリサとネメシス。

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 リサはT-ウィルスの実験台にされてしまったかわいそうな女の子。でもめっちゃ強い。銃で撃っても死なない。痛がるけど死なない。SIRENの屍人を思わせる。いくらやっても倒せないっていうのが恐怖を駆り立てるのです。

そしてバイオハザード3で登場したネメシスも困った野郎でした。
だいたいそれまでのバイオだと、ゾンビが追いかけてきても部屋を移動すれば追いかけてこなかったんですよね。だけどネメシスは違います。普通にドアを突き破って追いかけてきます。とにかくしつこいネメシス。見た目も大きく、絶対に勝てる気がしないと思わせる風貌。主人公のジルなんか太刀打ちできんだろうと、何度絶望感に襲われたか…。

いやはやホラーゲームばかりではありませぬ。

ドラクエやFFといったRPGを楽しんだこともあったし、ゼルダ風のタクト)やピクミンどうぶつの森なんかに癒された日々もあったし、DMCシリーズのダンテには本気で惚れるほど傾倒していたし、スネークや雷電と潜入していたこともあれば、乙ゲーと呼ばれるネオロマンスな世界に浸っていたこともあります。

ゲームはとにかく面白い!

それなのにゲーム離れをしてしまったのは、どんどん進化するシステムに追い付けなかったことと、プレステ3をブラウン管のテレビでプレイすることに限界を感じてしまったから。
ゲームを快適に楽しむには環境も大事。それが整うまではおあずけ…などと言っていたら、あっという間に離れてしまいました。
久しぶりにやってみようかなーと思っても、昔のように続かない。1日中ゲーム画面と向き合っていても平気だったのに、今ではすぐに疲れてしまう。…年齢のせいか。

ティーン時代、多くの時間をゲームに費やした元ゲーマー。
離れてもなお、当時を振り返ると楽しかった記憶だけが脳裏をよぎっていきます。

ゲーム業界は今やどんな動きを見せているのか。どんなゲームが発売されているのか。FFは今どのナンバリングまで進んでいるのか。さっぱりわからなくなってしまいましたけれども、いつかまたどっぷりゲームにハマり込んでみたい。

まずはテレビを買わないと。